音階と周波数
まず、和音を比べてみよう。例えば、ドミソは一致している所までの山の数が4,5,6になっている。
音の波
音は波です。
波はサインカーブで表すことができます。
音の高さを音階と言います。
音の波の間隔が短くなると音階が高くなります。
この感覚は、sin(x),sin(2x)で表わされます。
後者が一音階高くなった音です。
これを倍音といいます。
sin(x)をドとすると,sin(2x)は高いドになります。
この間を7音階にわけると、いわゆるドレミファになります。
その分け方がいろいろあります。
(1) ピタゴラス音階
(2) 純正律音階
(3) 平均律音階
です。
音階を決めるのは振動数です。
振動数は、波長が合わさった所までの波の数で比較できます。
例えば、2倍音では振動数は2倍になります。
このように振動数が整数比の場合に協和音となり、
整数比にはならない場合は不協和音です。
つまり和音は、波の数が小さな整数の比でできている音です。
例えば、純正律ではドミソやファラドは4:5:6ときれいに並んでいます。
(山の数を数えます)
平均律は、この音階を平均したものです。
一音階を12等分します。
振動数が2倍になるのだから、この振動数の増える値をaとすると、
≒1.06
こうすると、どの音から始めても、ドレミの音の比は変わりません。
つまり、移調が簡単にできるわけです。
では、この平均律と純正律を比べてみましょう。