2種類のスクリプトと特徴

GeoGebra ではプログラミング言語として,GeoGebra Script と JavaScript の2種類が利用可能. (一時期,Python への対応も検討されたが断念?!) GeoGebra Script
  • GeoGebra の「入力バー」への命令と同じ.(入力バーでできないことは,スクリプトでも☓)
  • 1行に1つの命令しか実行できない.
  • IF[] はあるが,for や while は用意されていないので,Sequence[] を利用.
  • 「新規ツールの作成」はメニューからしかできない.
  • 再帰に対応していない.(以前から要望はあるらしい.)
  • 独自命令である.(GeoGebraの操作に慣れている人には使いやすい.)
  • 基本的にはオブジェクトに付随するスクリプトである.
JavaScript
  • 一般的な(そして人気のある)プログラミング言語である.
  • if, for, whileに対応.
  • 変数は var x; で宣言.基本的に倍精度浮動小数点数で格納される.
  • 配列も利用可能.要素数も要素の型も固定されない.
  • オブジェクトに付随するスクリプトと,大域的に参照できるスクリプトの2種類.
オブジェクトに付随するスクリプト
  • On Click クリックした時に実行される.
  • On Update 更新された時に実行される.
大域的に参照できるスクリプト「グローバルJavaスクリプト」 (訳が変?)
  • 他のスクリプトから呼ばれることでのみ実行される.
  • 共通に用いられる関数を記述する.