相似の位置
次の図のように△ABCがあるとき、適当な点Oを決め、OA'=2OAとなるように点A'をとり、同じように点B',C'をとって△A'B'C'をかきました。△A'B'C'は△ABCの何倍の拡大図になっているでしょうか
△ABCと△A'B'C'は拡大図と縮図の関係になっている。このように拡大図,縮図の関係になっている2つの図形を相似であるという。
相似な△ABCと△A'B'C'で、点Aと点A'などを対応する点、辺ABと辺A'B'などを対応する辺、∠Aと∠A'などを対応する角という。
△ABCと△A'B'C'が相似であることを記号∽を使って
△ABC∽△A'B'C'
と表し、「さんかく えー びー しー そうじ さんかく えーダッシュ びーダッシュ しーダッシュ」と読む。
△ABCと△A'B'C'のように2つの図形の対応する点を通る直線がすべて1点Oを通り、点Oから対応する点までの距離の比がすべて等しいとき、この2つの図形は相似の位置にあるといい、点Oを相似の中心という。